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はじめに

探究動機


◎サイト作りのきっかけ
身近だけど、どこか他人事。
私たちの日常と結びついている熱中症という課題を克服したい!
新たな視点から切り込み、解決方法を見つけたい!

これが、私たちの動機です。


 私たちが熱中症というトピックに興味を持ったのは2018年の春。しかし、熱中症に関心を抱いたといっても、「熱中症は危険だ、注意が必要だ」といったフレーズが独り歩きしてしまい、具体的に何をどうすれば解決に近づけるのかわかりませんでした。タイムリーな話題であるにもかかわらず、「情報を知らないし、何をしていいかもイメージがわきにくい。」このような熱中症に対する自分たちの認識に課題意識を持ちました。
 まずは熱中症に関する情報を集めることから始め、その中で私たちが立てた仮説が2つあります。1つ目は年々増加する熱中症搬送者数を減らすためには、年代別・地域別に細分化した対策が必要なのではないかということ。2つ目は、訪日外国人が増加している一方で、外国人の熱中症患者に関する情報が圧倒的に少なく、居住地ごとによる熱中症発症原因が必要なのではないかということ。
 解決に向けた活動として、高校生ならではの視点から熱中症にアプローチし、ニーズに合わせた分析や熱中症を学び・考えてもらうのためのアクションを起こすことにこだわりました。このサイトを見れば、日本についても世界についても、熱中症に関する豊富な情報が手に入るような、情報発信サイトを作ることで、熱中症に関する知識と意識を向上させること、アンテナを広げるきっかけを作ることを目指しています。

このWebを通して、熱中症を "自分事" として捉え、
○○に入る言葉を考えてもらうことがゴールです。

(続きはこちら

◎熱中症から世界規模の課題へのアプローチ UNDP(国連開発計画)駐日代表事務所ホームページより

 これは持続可能な開発目標(SDGs)という、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されたものです。持続可能な世界を実現するための17の大きな目標と具体的な169のターゲットから構成されています。先進国・発展途上国どちらも関係なく取り組む普遍的なもので、2030年までの目標達成を目指してさまざまな取り組みが行われています。

UNDP(国連開発計画)駐日代表事務所ホームページより

 その中で、私たちは1つの項目に着目しました。これは17ある持続可能な開発目標(SDGs)の13番目である「気候変動に具体的な対策を」という目標です。気候変動は世界中のあらゆる人に影響を与える地球規模の課題で、国際レベルで調整されるべき解決策を必要としています。私たちは、この項目を解決していきたいと考えました。

 では、どのような方法が解決策として有効でしょうか。私たちは近年地球温暖化などで問題になっている気温に注目しました。
(気象庁過去の気象データより作成)

 このグラフは日本の年平均気温の推移のグラフです。平均気温が平成29年度あたりから、以前に比べて約2℃ほど上昇していることがわかります。また、この気温上昇の原因として地球温暖化や都市部でのヒートアイランド現象などの、SDGsの項目13番における解決すべき気候変動が挙げられます。
(総務省消防庁救急搬送状況より作成)

 このグラフは日本で熱中症が原因で救急搬送された人数の年別の推移を表しています。搬送者数が平成29年から平成30年にかけて増加していることがわかります。先ほどの年平均気温のグラフと傾向を比較すると、似たような変化をしていることが分かります。

 私たちはこの2つのグラフより、熱中症患者増加と気候変動には関係があり、熱中症患者の増加という身近な課題にアプローチすることで、ヒートアイランド現象や地球温暖化などの気候変動に関する問題を考えることにもつながるのではないかと考えました。さらに、熱中症という取り組みやすい具体的な課題を切り口に、SDGsの13番のような世界規模の課題解決にも貢献できるはずです。